◆自民党ぎふ政治塾 塾生からのレポート(石巻市 さくら公園植樹祭)

自民党ぎふ政治塾の塾生からレポートが届きましたので掲載いたします。

 

石巻市での「さくら公園植樹祭」に参加して

自民党ぎふ政治塾 塾生 浅野 健

 

私が参加した石巻市での植樹祭は、東日本大震災で亡くなられた方々への黙祷からはじまりました。

この植樹祭の発案者である小島先生が、石巻市に桜の植樹をしようと思われたきっかけは、昨年4月の朝日新聞に掲載され、この大震災に見舞われた地域の様子を採り上げた、「みちのくを北上する桜前線は、今日はどのあたりか、各地で開花が人を励ましている」という「天声人語」のコラムからでした。

そこで先生は、現地に義援金を送るのもいいが、桜や歌という、これまでと違った心の面で力付けたいと、先生が開かれている教室の生徒である、私の父へ相談を持ちかけられました。その後、私はこの思いを父から聞かされ、私の義父が登米市で市議をしており、石巻にも知り合いの大森市議がいるため、両者へ相談いたしました。

大森市議から、この集合写真にある石巻市内の「きたかみ さくら公園」では、200本程の桜がかつては植えられており、毎年春には、この公園一帯が石巻市民の憩いの場として、たくさんの人でにぎわう場所だったが、すべてが津波で流された。」と聞き、石巻市の「さくら公園」に植えることになりました。

昨年の8月に、小島先生らは植樹予定地を見学され、計画を少しずつ進めていかれました。オークションでの収益や、コンサートでの礼金、生徒、知り合いの募金などで、今年の1月までに104万円を集められました。他には石巻市議から支柱の提供もあり、桜(ソメイヨシノ)の苗木は、1本あたりの費用が3mで9千円程度にでき、100本程を調達されました。

そして、先月24日に石巻市を訪れ、岩手県の団体分と100本ずつ、200本程の桜の苗木の目録を石巻市長にそれぞれ贈呈致しました。今回は前日から降った雪の影響で、桜は先に植えられていた10本を確認するだけで、実際の植樹には至りませんでしたが、6月のかさ上げ工事終了後、残りを順次に植えていく予定だそうです。現地での足場が悪いため、皆で近くの場所に移動して、先生、教室の生徒、私も含め、仮設住宅などで暮らす地元の人々とも、皆で「千の風になって」や、「さくらんぼの実る頃」などを歌いました。

その後、私とともに、小島先生や生徒さんたちは、たくさんの児童(74人)や、教職員(10人)が死亡・行方不明になられた大川小学校や、中心部の雄勝地区を見学して帰られました。

大川小学校の祭壇には祈りの鐘があり、訪れる人々が花束を捧げ、それが周囲に鳴り響く度に、グランドで元気で遊ぶ児童たちの声のように、私には聞こえました。

雄勝地区では、私が1年前にボランティアで訪れた時と比較して、ほんの少しですが生活の様子が感じられたのはホッとするできごとでした。

しかし、沿岸部を訪れた際には、家や港、医療施設など依然として手付かずの状況であり、内陸部には仮設の集合住宅で暮らす生活者がまだまだたくさんおられ、周囲には東京ドーム1杯分以上のがれき(殆どは津波で流されて回収された車など)が、シートで覆われたままで溜まっていることへは、地域住民の衛生上、治安など様々な問題点を抱えていました。そのような場面を目の当たりにしながら、残念ですが、「今の私にはこれ以上はどうすることもできない」という心苦しさに見舞われ続けた1日でした。

石巻市をはじめ、被災地の復興はまだまだこれからですが、この「さくら公園」に桜が植えられ育つ3年後には、満開の桜が咲き、もとの美しい桜の名所に戻り、人々の生きる支えの1つになっていてほしいです。

被災地への復興支援、まだまだよろしくお願いいたします。